=釣行記・饅頭(情報)2000=

第6回淡路島ルアーアングラーの集い

 11/11〜12、恒例の集いが淡路島の由良海岸で開かれた。わたしは昨年は欠席したので二年ぶり。南国市から高速道路を主に利用するとなんと3時間半で到着。ロックダンスの池田夫妻が迎えてくれた。ぞくぞくと懐かしい顔ぶれがそろう。スズキの一級ポイントなのに釣りはそっちのけでそれぞれのチームの絶品料理を肴に地酒の銘酒、サントリーの旨い酒を呑みながら歓談の楽しい夜を過ごした。今回特に感動ものだったのは、バグースのモツ鍋、パープルライズのお好み焼きなど、松○編集長は「これは商売できる!!」とうなっていました。わたしも同感、ほかのどの料理も旨かったのですが群を抜いていました。最初の写真は幸せな「関西の釣り」新編集長の住田さん。この日も彼は両手に花でとってもしあわせそうでした。彼の編集長抜擢は少し遅すぎる。岳○社は彼でもっているのがわかっているの?ええっ。松○社長!!(松○さんごめんね、よっぱらってるの)?。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サントリーのクラブ オーパの佐々木さんが自社製品を両手に住田さんと(あ〜たも、飲みたくなるでしょ)サントリーのお酒旨かったです。また次も宜しくお願いします。この写真みるだっけでしあわせになれそうです。

ロックダンスの面子が揃いました。写真右は高知の小田さん、若手のホープです。

 12日は二日酔いふうの顔や眠たそうなのもいましたが、みんな揃って後かたづけ。その後、昼間のエギング、見釣りをやるというので見学に行きました。近くの漁港でやりましたがぽつぽつと釣果があり何と松○さんが4ハイも釣ったのでした。ここでそれぞれ別れて次の集いを楽しみに散会しました。

 

 

 

東部、中部のアカメ

 10/2、東部の河口へ。増水でチャンスとみたのですが、行くと二人の釣り人がやっていました。声をかけるといまアカメが一尾釣れてリリースしたというところでした。その後しばらくやってみましたがわたしにはあたりませんでした。 10/4、中部のポイントでアカメ1尾、スズキ1尾つれたとお饅頭をいただきました。米子のけいたさんはなんとバラしたそうです。でも初めて間近にアカメを見ることができてその上、5分ほどファイトができたと喜ばれていました。釣り上げたアカメはサンプルにいただきました。ぺこぺこさん、つられたご友人ありがとうございました。

 最近はもらってばっかり。とほほほ。

宇和海のジギング

ことしは腰をいためたり、イノシシに痛めつけられたりで思うように釣行できません。とほほほ。 9/30 久しぶりのジギングです。朝、1時半に目覚めて少し早かったのですが、須崎市、梼原町を経由して宇和島へと国道197(イクナ)線を通っていきました。途中で小雨がぱらついたりキリがでたり、タヌキ、ハクビシンにであったりと楽しい?道中でした。今回お世話になるちゅうさんとは5:30の待ち合わせですが4時には待ち合わせの場所に到着しました。5時までひと休みして少し早かったのですが連絡してちゅうさんの先導で津島町の港へ。ちゅうさんの仲間三人も揃い出発。

 さて船上の人。きょうはいまにも雨が落ちてきそうだがなんとかひっかかっているというような情況で初めは合羽を着ていたのですが途中で脱いでたまに着るというお天気で天気予報とは少し違って日頃の行いの良さが現れた一日でした。最初のポイントへ着いてわたしとちゅうさんは船尾へ、始めるなり私以外どんどんばりばりヒットします。わたしは右舷でしたが腰の具合がおもしろくありません。ちゅうさんと変わって貰って左舷へいってからやっとヒットしだしました。この釣行にさきだっておいちゃんからおいちゃんジグを2コいただいていたのですが、赤のジグがあたりました。この日の釣果の半分はこのおいちゃんジグだったのです。おそるべし!しかし、あまり釣れるものだから船のスクリューまで釣ってしまって失ってしまいました(おいちゃん赤の軽いやつもう1個ちょだい)。ちゅうさんたちはヤズのほかネイリも釣っていましたがわたしはヤズばっかり。ここのポイントでは40センチクラスのヤズ、たまに同サイズのネイリばかりでした。わたしはここで11尾のヤズを釣りました。

 磯への釣り客を渡した渡船の船長が待ち時間をジギングでつぶしています。そんな渡船を数隻見ました。私の目前でやっていた船長さんのロッドが大きく弧を描いていましたが何とあがってきたのは60センチはありそうなクエでした。『あ、おれもあれ釣りたい!』なんて思ったものです。

 ヤズや小型のネイリはみんなたくさん釣ったので大型が釣りたいと移動です。しかし、その後、あたりは止まってしまいました。ヒットするのはエソばっかり、わたしもエソは3〜5尾釣りました。そしてわたしはハゲまで釣ってしまったのです。ハゲは私の住む安芸ではバクチという地方名で呼ばれます。みなさん どうしてか?わかります?  そうです。身ぐるみ剥がれてしまうからです。 移動後、船中で数尾のヤズは釣れましたがほとんどエソばっか。午後、3時には終了して港に向かいました。さて、荷揚げして釣果はじゃんけんで勝ったものから気に入った獲物をとっていくという方式で分配することになり、獲物を岸壁の上に広げました。並べてビックリ!ヤズ、70匹ほど、ネイリ7尾、ガシラ(ホゴ)4尾、ハゲ1尾。これほど並べると小型ばかりとはいえ壮観でした。

         左上からガイド、和田さん、大野さん下左ちゅうさん、右なかじーさん

 以前の取材のさいボーズだったという大野さんはネイリの竿頭、ナカジーさん、和田さん、ちゅうさんも大型はでなかったので残念がっていましたが、たくさん釣れたので面白かったと喜びの一日でした。みなさんお世話になりました。家にかえって早速料理して家族一同舌鼓を打ちました。たいへんおいしゅうございました。

タックル:ロッド パームスCGJ-6016i CGP-7016i リール ペン5500 ライン エムズジギングPE25Lb リーダー エムズショックリーダー40Lb ジグ、おいちゃんジグ、キヨジグなど。 

 

 土佐中部のアカメ

 8/21、またも電話をいただきました。宮田さんからでした。20時頃土佐中部でアカメを釣ってストリンガーにつないであるといいます。タグを打ちますかとありがたい申し出です。駆けつけるときょうは雨の影響で濁りがでていました。釣ったのは19:10頃であちらこちらでボラを捕食する大きな音がしていたそうです。さっそく撮影の準備、タグ打ちの準備を整えストリンガーのアカメを引き上げてもらうことにしました。ところが今回のアカメはえらい元気者でエラ荒いなどをしながらこじゃんと抵抗するのです。なだめすかして引き上げてもらったアカメは全長76センチ、6.8キロでした。スムーズにタグを打ち放流できました。そうした一連の作業をしているなかでときどきアカメのライズのような音が聞こえてきていました。「わたしも少しやってみます」とロッドをとりだしてきて始めました。ときどきボラが バッと逃げたりしてかなり気配が濃ゆかったのですがわたしにヒットはありませんでした。23時頃離れてやっていた方にきました。ペンのリールのドラグの音に気付いて見るとロッドが弧を描いています。4〜5回ドラグ音をひびかせて残念ながらフックがのびてバラシてしまったのです。その方は初めてのアカメのヒットだったそうで残念がっていました。もう少しやってみるという彼らに「何時でもええから釣れたらまた電話してね」と虫のええお願いをして帰途につきました。

 宮田さんのタックル ロッド リップルフィッシャー アカメ8.6ftベイト仕様 リール アブ6500c ルアー ボーマーロングA


土佐東部のアカメ

8/14 朝7時頃電話がなりました。奈良の四方さんからでした。ぴんときました。声が弾んでいるのです。「やりましたか?」「やりました。朝、4:30釣りました」。四方さんは奈良県の方でメール友達です。おじいさんの家が田野町にあり昨年からアカメをねらって友人と釣行されています。アカメの肉以外をサンプルにいただく約束をとりつけましたが、データも欲しいので料理する前にと、計測器具をもって駆けつけました。67センチほどで4キロ少しありました。四方さんのお話では今回が二回目のアカメ釣行だそうで海のルアーはあまりやってなくスズキも釣ったことはなくいつもはバスを釣っているそうです。「ひいたでしょう」「いや〜引きましたわ!これほど引きが強いとは思いませんでした」ヒットルアーを見せてもらいましたがK-TENの11センチSでした。前のフックには鱗が数枚ささり、2、3番はぐにゃと延ばされています。「このルアーは殿堂入りでもう使いません」とのことでした。

 四方さん、データとサンプルありがとうございました。


土佐東部の漁港のメジカ(ソーダカツオ)饅頭

 8/6 朝、電話が鳴りました。「長野さんええ事教えちゃろうか」といつもの弟子の声。「どいた」「今朝カマスをやりにいちょったがよ、ほいたら、メジカがわいちゅう」。何!「わいちゅう!」。話だと、3日まえからメジカが港内へはいりだしたそうで40センチ前後だそうな。「ほんで何匹つった?」「カマスのしあいじゃったきぶちぶち切られた。取ったがは2匹だっけ」。翌朝、5時の目覚ましでおきていそいそと出かけたのです。港の着くとなんと100人を超す老若男女の釣り人、わたしは一番端っこで釣っている人の良さそうなおじさんに話しかけました。「釣れますか」「きょうはまだメジカが入ってこん、まちゆうあいだにイワシをつりよるがよ」サビキでイワシが入れ食いです。わたしはルアーのタックルを用意して待ったのです。1時間待ちましたが期待のメジカは入ってきません。仕事があるので諦めてかえりました。おじさんの話ではメジカはここ数日毎日入ってくるそうで1人、10〜20尾は釣るそうです。おじさんのしあいはサビキでした。


土佐中部のアカメ

 8/4 20:40ごろ電話でいまアカメが釣れた、タグ打ちますか?という井上さんからだった。「行きます、行きます」と私。駆けつけるとストリンガーに繋いであったアカメは元気な65センチ、3.8キロでした。井上さんの話では、ずっと追尾してきたアカメは一度ぐっと回り込んでルアーにアタックしたそうで「一部始終がみえてるとこじゃんとエキサイトする」と言っていました。アカメはきっと余裕を見切ってルアーの頭から攻撃したものと思います。JGFAのダート型タグを打って井上さんに放流してもらいました。

     

データ 2000.8.4.PM11:30  於:土佐中部  タックル ロッド リップル アカメ8.6ft リール アブ6000c         ルアー ボーマーロングA


土佐中部のネイリ

 7/20 自称一番弟子に標識放流の写真撮影をやらせよう?と電話をすると「長野さ〜んええことおしえちゃろうか」と生意気にも饅頭をさしだす。「ネイリがいれぐい!」「なに!いれぐい」早速饅頭に飛びついたのです。きょうは「おさかな館」へ里子にだしてあったチビちゃんアカメ達が40センチ前後にそだったので古里の浦戸湾へ標識放流する大事な日です。なのに3時に起きて出かけました。渡しでわたって弟子の友人3人の計5人でジグをあおります。しばらくやっていると突堤の先端で「きた〜!」取り込むと隣で「きた〜!」取     

  ( 左から下総さん    中村さん        上杉さん       安藤さん  ) 

り込むと隣で「きた〜!」、優しい人たちなのでこっちがええみたいとポイントを譲ってくれます。ジャッジャッとジャークしてくると後ろを数尾のネイリが追尾してくるのですが、あたりません。そうこうしているうちに群はきえました。と、安藤さんがまた、「きた」結構ファイトしています。浮かせた魚はなんとヒラメ、それも50センチを超す立派なヒラメです。7時をこすと熱い太陽のおかげで汗が胸、背中をたらたらと流れます。こんどはヒラメ狙いでミノーを沈めて引いていた上杉さんにタコがきました。つづいてタコのひとに待望のネイリがきたのです。弟子は「長野さ〜ん、1人になったきはよう釣ってよ」と強烈なプレッシャーをかけてきます。わたし以外は全員ネイリを一尾ずつ釣っています。すねお君になったわたしはみんなと反対側で1人もくもくとやっているとグンと乗ったのです。「天は我を見捨てなかった〜」と   浮いた魚はエソ、  大きな  えそ。    「一応これも魚じゃ」と負け惜しみを言って8時にはお日様に負けて全員撤収しました。  ちっくしょう。


瀬戸内のハマチ

 7/10。 瀬戸内のハマチやりにきませんか〜。今時分は大型(1めーとる超)がでますよ〜と旨そうな饅頭で松山の友人、おいちゃんからお誘いをいただいた。乗合船だそうですき間があるという。こんな饅頭を見せられていやしんぼのわたしが指をくわえておらりょうか。わたしが指にとまってもまだよゆうがあるというので、いままでの体験上、彼だっけはさけたかったのだが内川さんにぽろりともらしてしまった。「行きます!」と彼はきっぱり言ったのです。これで一巻の終わりかとも思ったのですが、だが、しかし、いつまでも彼にこたやかされっぱなしではいけない!こんどこそ彼をぎゃふんといわせて頭上のモヤモヤを吹き飛ばすのだ!

 待ち合わせのJR松山駅まで内川さんの車で約2時間半、朝5:30頃到着。同行するおいちゃんの友人ふたりとおいちゃんも到着、案内してもらって6:30出港の船上の人となった。行き先は有名ポイント、ミナセである。西岡船長の話では最近1メートルオーバー12キロというのがでているという。ミナセに着くと漁船が数隻ハマチ漁をしている。ときどき小さなナブラがたつ、「おお!きょうは釣れるかもしれない・・・」一流し、二流し、釣れない。船長は深さが変わる度マイクで「45メートル、50メートルと放送しながら、今、底から中層まで反応があります」。  だれにも当たらない中おいちゃんにきたのです。4キロほどのハマチでした。ちゅうさんというおいちゃんの友人は「最初はバラさないといけん」などといっていましたが、その後がまったくありません。あたりすらないのです。船長は魚影を追って移動してくれるのですが魚探に反応はあっても誰のジグにも反応がない。昼頃潮変わりのとき船長が突然「巻いて下さい」といいます。大ナブラが出だした のです。そのナブラめがけて全速力で近づくと漁船も同じようにナブラに突進しています。「このナブラはジグには反応しません、ひっかけて下さい」と船長は言うのです。百メートル四方あるいはそれ以上の大ナブラをみるのは初めてです。それに向かってジグを飛ばすのですが遠かったり焦ったりでうまくいきません。  となりの内川さんが「やった!」みるとロッドが曲がっています。船長がたぶんスレなので無理するなと言います。ぐいぐいと糸を引きだしたハマチは根をぬったらしく動きが停まると直ぐバレてしまったのです。次から次とナブラがたちます。またしても内川さんがかけました。こんどは上手く取り込みましたがやはり腹にかかっていました。4キロほどのハマチです。内川さんと同時においちゃんもヒットしていましたがこちらはちゃんと口にかかっていました。周りの友人はうまいこと口にひっかけたなあなどとひやかしていましたが、どうもちゃんと正当に喰ったようでした。漁船が数隻引き縄を引いていましたのでそちらが優先、ナブラにはあまりちかづけませんでした。やがて潮が止まりナブラもおさまり、海面に目をこらすとたくさんのシラスの死骸が流れています。ハマチは今シラスについているらしいのです。もう少し先になるとイワシなどの小魚につくそうでそうなるとあの巨大な群が・・・。

   大ミナセ、小ミナセと移動を繰り返し魚影を追ってくれましたがおいちゃんが釣って以後、一発のあたりも誰にも無いのです。やがて午後になり潮が動き出すとまた「あげてください」と船長の声、見るとかなり離れた水面にまたナブラがたっています。こんどは漁船もいません。ナブラめがけて一直線。出来るだけ近づいてからジグをナブラの中にいれました。こんどはうまくいきました。ガシ、ガシ、ガシとロッドをあおるとゴンゴンと手応え、えらい引きます。しばらく糸がでっ放しでした。慎重に寄せてくるとやはりスレで背掛かり、「おれは腹ではなく背掛けじゃ」などとつぶやきながらネットに掬ってもらったハマチはやはり4キロほどの同型。ナブラもこれでおしまい。結局、八人で二尾釣って二尾かけ?ました。

<データ> 7/10、小ミナセ、ハマチ70センチ弱、約4キロ、胃の内容物 シラスがたくさん ロッド パームスCGP-7016i リール ペン5500ss ライン エムズクエストPE30Lb リーダー エムズクエストスーパーリーダー40lb ルアー  デュオ・キヨジグなど60g〜110g。   


土佐沖Sポイントのネイリ(カンパチ)

 6/21、一年ぶりに土佐ネイリ饅頭喰い隊が動いた。隊員は高知軟弱ボーズトリオとバラシの達人という想像するだにおぞましい4人組である。前日の晩「明日の出撃は大雨が降ったり雷さんが鳴ったりすると中止」「そりゃあ、あたりまえじゃが。」当日、朝3時に表に出ると小雨が降り出したばかりで地面が濡れ始めていた。これぐらいの雨ならなんとかなるじゃろうと集合のぺこぺこハウスへ向かう。約束の4時丁度に到着。「どうする、雨がふりゆうが・・・」「どうしょう、雨はいやじゃ」軟弱なことをいっている。わたしはやる気でカミさんの白い目もみない振りをして出てきているのだ。ひとりでも行く気である。結局、まあ行ってみるかということになった。

 巨大な艦に乗り込んだ一行4人は一路漁場をめざした。船長はぺこぺこさん。始めて40分もすると軟弱ボーズトリオの面々は当然の如く怪しい仕掛けをとりだした。エソさんはぺこぺこさんにコアジの冷凍をだしてもらって泳がせ?釣りをはじめた。ガトーさんはサビキである。ぺこぺこさんは「ソフトルー、そふとるあー」といいながら宇宙人まがいのグラブをとりつけている。わたしはあきれながらも挫けそうになる気持ちを奮い立たせいつものように正統派路線をまっしぐら。隣のガトーさんのサビキは青物の入れ食いで満艦飾である。最大で10センチ小さいもので6せんちの巨大なイワシだ。「腕が痛い、つりそう!」などと言っている。エソさんはそれを見るなり冷凍コアジとびちびちのイワシと取り替えた。

 7:40、正統派ジギング路線のわたしのロッドにゴンと衝撃。パームスのCGP-6012i 銘竿がひん曲がる。ペンのドラグが鳴る。「きた!」。隣の怪しいひとたちも突如としてあやしい仕掛は放り投げジグを落とす。しかし、後がなかった。取り込んだネイリは50センチ弱の小型ながらびかびかのええネイリでした。その後、延々と怪しい釣り、正統派と続けたが、ときどき「石」をエソさん、ぺこぺこさんが釣るだっけ。や〜いや〜い石釣ったと囃し立てる仲間にエソさんは「これは石ではない、フジツボである」と反撃。しばらく続けるなか、着底してからロッドをあおるとグッとのったがただ重いだっけ。しまったわたしも石かと憮然として巻き上げると海面にでてきたのは何と「タコ」、タコは「痛いじゃないか」と腕をふりあげて怒っている。隣のガトーさんに「はよう掬ってくれ〜」と頼んで取り込んだタコは良型でした。

 そうこうしているうちに、フジツボばっかりつっていたエソさんにあたったのです。しかし、ネイリにしては引きがいまいち弱そうで本人も???という顔です。まわりは「そりゃあヘンパチじゃ」とか「ちんまいがじゃ」とか言っています。だんだん浮いてきた魚体はえらい体高が高い。「おお!シマアジじゃ!!」なんと40センチあまりのシマアジが釣れてしまったではないですか。

 結局、13時30分までねばったのですが、ガトーさんの青物大漁と正統ジギングでエソさんのシマアジ、わたしのネイリとタコ、エソさんの泳がせ釣りでベラやゲンナイなど。ぺこぺこさんはずるむけまるぼうず。でした。     (それぞれの獲物を持つ隊員と手ぶらで憮然としたぺこぺこさん)

  

タックル ロッド パームス CGP-6012i ぺこぺこさんたちはメイドインコリアとかなんとか不明の銘竿。リール ペン 5500ss ぺこぺこさんたちは質流れの超高級なんとかかんとかの不明のリールなど。ライン エムズクエスト ノットレスPE25Lb リーダーリーダー:エムズクエストスーパーリーダー30lb。ルアー デュオ・キヨジグなど45g〜。  

土佐東部のヒラスズキ

 6/9、久しぶりの大雨で川が増水した。先ずアカメに挑戦。めったに行かない増水時だけのポイントへ行くが潮が小さく気配が無かった。少しねばって諦め東部の河口へアカメとヒラの両方狙いで移動。河口へ着くと大波でした。ある程度の波は予想していたのですがそれをはるかに上回っています。しかし、そこはそれちゃんと13ftのロングロッドを持ってきていたのです。

 太平洋岸で波のあるときに釣りを体験したひとでないとわかりませんが、ショートロッドでは釣りにならないことが多いのです。その理由の一つは波のなかでは拳大の石などがガラガラとまっていてラインが噛まれることがよくあるのです。二つ目は波の背にラインが捕まるとルアーのコントロールが効かないしゴミが多いときなどはそれがラインにからまりひどいことになります。

 キャストをはじめてすぐ一発目のアタリがありました。グッとのったのですがエラ洗いでバラしてしまいました。そのあと、10分ほどして二度目のヒットがありましたがこんどはのりませんでした。わたしは昔からバラシの達人と讃えられたその道では自慢できるおとこです。これぐらいではへこたれません。それでも三度目はちゃんと取り込めたのです。世の中はこうしたものです。ほほほほ

データ:ヒラスズキ 全長63センチ、体重3.2キロ ロッド:パームス SGP-136M リール:ダイワSS800ライン:エムズ ロックハイパー 16lb リーダー:エムズクエストスーパーリーダー40lb     ルアー:デュオ スプラッシャー11cm 

 

 

久米島のマグロ

                   パームス族ご一行、久米島空港ロビーにて

前列左よりClub Seed 山下一幸さん、宮崎のまっちゃんこと松田浩一さん、後列左よりアングラーズリパブリック社九州営業所の窪田浩行さん、土佐レッドアイのリーダー内川昭二、パームス族酋長 原田佐敏さん、静岡の魚磯丸の看板娘 久保田恵嬢、アカメの国のガイド長野博光。

 5/31〜6/3、久米島のマグロ、事の起こりはパームスのメーカー、アングラーズリパブリック社の九州営業所の窪田さんからお誘いを受けたことからはじまる。招待してくださるというありがたいお話であった。カミさんに相談するとじろりと睨まれたが「まあ行ってきいや」と許可をいただいた。内川さんもどういうてくにっくを使ったのか許可がおりた。

 わたしはマグロは食ったことがあるが喰わせたことはない。はじめての対戦である。内川さんは土佐沖で経験済み、いろいろとてくにっくの伝授をいただいた。また窪田さんにはメールでタックルなど丁寧におしえてもらった。窪田さんは「気軽に来て下さい」ということなので本来が脳天気でのんき者、あまり詳しいことも聞かず厚かましく出かけたのだった。

 わたしたちより一便はやくついていた窪田さんと松田さんとホテルで合流。その晩、窪田さんの案内で居酒屋へ。「初めて沖縄の料理を食べるがじゃがお勧めは何か?」とおねえさんに聞くと「水雲(モズク)の天麩羅とゴーヤチャンプル、ソーメンチャンプル」などを勧められる。そのどれもが美味しいこと!以前ニガウリ(ゴーヤ)を自分で栽培して料理したことがあるが一度きりで後は収穫さえしなかったときとはすっぽん違う。自分の料理は苦すぎた。ところがここで食べたものは苦さは美味しさなのでした。酒は久米仙という有名な焼酎、釣り人4人はすぐ打ち解け合って楽しいひとときを過ごたのでした。

 翌、6月1日、酋長 原田さんや山下さん恵嬢が到着。

行くぜよ!

 すぐ出船となりました。船は太一丸。一路沖のパヤオを目指すのですが道中の飛沫の凄いこと。びしょ濡れ。窪田さんが合羽を用意した方が良いという訳がよ〜く判りました。パヤオに着いてゆっくりと眺める東シナ海の海の蒼さと空の青さはひと味ちがうものでした。土佐沖でネイリ(カンパチ)を何度かやったり瀬戸内のハマチをやった経験はあるもののこれほど揺れる船上での釣りは初めて。情けない思いをしました。そういえば磯やテトラでの釣りがしんどくなってきたなあ。

 ところががなんと始めるなりドンドンバリバリどんどんばりばりと小型でしたがみんなに喰ってくるのです。わたしは何度ヒットしたか覚えてないのですが、何とか二尾取り込みました。

 

わたしの使っていたキヨジグを喰ってきたキハダマグロ、キヨジグは150g。

 

 「あ、そうだったのか!久米島のマグロって簡単なんだ。」と、思ったのですがこれがなかなか・・・。最近内川さんと船に乗ってろくなことはなかった(1999年釣行記参照)ので今回も内心不安でいっぱいでしたがこの調子なら大丈夫であろうと思ったのがとんでもない大間違いでした。

 翌、2日、同じように飛沫を浴びてパヤオへ到着。こんどはマグロは沈黙しています。1人内川さんが気を吐いてだ〜れも釣れないなかで一尾、二尾と釣っていきます。三尾目が何と25キロのキハダマグロ。わたしの隣でリズミカルに振っていたロッドがぐいんと曲がったのです。おや!?と彼の顔をみると少し真剣なのです。原田さんのアドバイスを受けたりしながら30分でみごと取り込みました。

 

恵嬢とマグロとビールを手にご満悦の内川さん。)

 

 この日はわたしには一発のヒットもなし。午後から有名なトンバラや磯まわりでGTやカスミアジを狙ったのですが誰もヒットせず。今回もやはり彼と船に乗るとひどいことになるというジンクスはいきていたのでした。もう一緒には乗らん!とあらためて固く心に誓ったのでした。

 早めに船を下りた一族はホテルで後発の西條亜弥さんと合流。原田さんの思いやりで久米島らしいショアからのライトゲームをやることになりました。美しい沖縄の離島ーっ!!という雰囲気のところで弁当を食べるだんになって「箸がない!?」。波打ち際には木の枝ぐらいあるであろうと探しに行くがゴミ一つ無い。みんなの所へ帰ってみると酋長は「いいから手掴みてづかみ」なんてことを言っている。わたしは家をでるとき「浮気と手掴みだけはしてくれるな」ときつくいわれていたから遥か遠くにみえる木の枯れ枝を取りに行った。たくさんの枯れ枝をとってこれだけあればみんなの分もと帰ってみると全員が手掴みで食べている。原田さんはカレー、窪田さんはスパゲッティ、恵嬢も西條さんも嬉々として「病みつきになりソウ」なんて。

 

(美しい磯でライトゲームに興じる一行とミーバイ)

 ここでは「なんとかミーバイ」というハタの仲間?の小型が適当に遊んでくれました。ガシラとフグとベラをたして2で割ったような愛嬌のあるお魚です。恵嬢はヒットしてゆっくり取り込んでいたらそれが良かったのかなんと前後のフックに一尾づつダブルで喰っていたりして楽しいひとときを過ごしました。

 その晩は「ビッグツナバトルIN久米島」という今年で3回目という大会のパーティー。なんと100人という釣り人が集まっていました。内川さんのキハダはここで美味しく食べられたのでした。

 翌3日は早朝5時集合で大会開始、わたしはマグロ一本でいくと決心、ロッドもジギング用2本だっけ。ルアーもジグのみ!。(久米島はパヤオを全国で一番早く釣り人に解放したそうで釣りと観光をうまく結びつけています。ただしパヤオの釣りは午前8時からとなっていてそれ以前は漁師だけ漁ができます。)2時間あまりぶっとばしてびしょ濡れになって到着。内心では50キロをとっちゃる!と気合いが入っていましたがこの日もマグロはわたしには沈黙。他のチームの船も5隻いましたがどの船もロッドが曲がりません。そのなかでもうちの連中はよくヒットさせていました。また、西條さんがよく当たっていました。美しくてとてもスリムでツイッギー(古いなあ)のような彼女なのにどんどんヒットさせてはガンガン取り込むのです。「あのう、美しいというのは客観的に言っただけで女性として魅力を感じるのは妻だっけです。本当です。」(誰が見ているかわからん・・・)「あ、それに恵嬢は写真でも素敵ですが実物はもっとうえです」(気を使うなあ)。また、ナブラがすごくてトップでやった原田さん、窪田さん、松田さん、内川さん、恵嬢はキハダ、カツオを沢山釣っていました。わたしと山下さんはひたすらジギングに精を出したのですが、女神は(うちの彼がいるせいで)微笑んではくれませんでした。後ろでジグル山下さんのリズミカルなリールのギヤの音が耳に付いています。彼はただ者ではないな!とわたしは見抜いています。

 当日までしりませんでしたが、私達の船にテレビの撮影に乗り込んできてずっと撮影していました。原田さんが目的なのですがチームも写っているかもしれません。(7月26日の7時からスカパーで放送されるそうです。)

 大会は4日までなのですが、わたしたちはそれぞれ所用がありこの日で釣りは打ち上げました。

 久米島での『タックル』:〈マグロ用〉ロッド PALMS CGJ-7016i CGP-7016i CGP-7020i リール ペン7500ssJ アブ XLT。SYNCRO ライン エムズ ノットレスPE40Lb ショックリーダー エムズ スーパーリーダー80Lb ルアー デュオ ドラッグメタルマグナム  キヨジグ 110〜150g。<ショアからのライトタックル> ロッド PALMSSGP-66SL リール ペン4300ss ライン エムズクエストCBロックハイパー8Lb リーダー エムズダイレクツ16Lb ルアー 小型ミノー


安芸漁港前の謎の巨魚?

5/2:大阪から帰省した友人とふたりで親戚の漁師の天馬をかりて安芸漁港沖の根、「地の磯」へガシラを釣りにでかけました。結果は友人が三枚に下ろして刺身にして大皿に盛ったら美味しいような10センチほどの大アジを二尾、巨大なカタクチイワシを一尾、わたしはガシラを十数尾でした。久しぶりの出船で顔はヒリヒリしていますが楽しかったです。出る前に漁師に青物はおるかと聞きましたが、ハマチもネイリもサゴシもサバもなんにもおらんというのでルアーのタックルは置いていきました。これがまちがいでした。根の周りには魚探にアジゴとかカタクチイワシの影がでています。ときどきキビナゴかトンゴローが追われてナブラがたちます。がばっとライズさえしているのです。おまけに友人がサビキにオキアミをつけていたところゴンとあたって少しだけ楽しませてぶちきっていきました。

 「ありゃあなんじゃったろう!?」わたしはルアーを持ってこなかったことを悔やむばかりでした。


東部のアカメ

4/20:アカメを狙って釣行しました。一年ぶりです。結果=ノーバイト。だめでした。まだ少し早いようですが可能性はあります。時間ができれば再挑戦です。


東部のアオリイカ

4/10:饅頭です。東部の磯場でアオリイカのエギングで1〜1.5キロが釣れています。夕方か早朝が良いそうです。月が少しづつ大きくなってきました。これから夕方から夜にかけてよくなってきます。ヒットエギはヤマシタの3.5号オレンジが効くそうです。


伊尾木川のサゴシ

3/10:安芸市の伊尾木川から携帯電話で内川さんから。「どうしゆう、いま釣れたぜ〜」。「え、何が」「サゴシ」。ほうほうサイズは?と聞くと50センチほどという。さっそくカメラをもって行く。昨年からサゴシが岸からよく釣れているという話だったが納得した。その晩さっそく知り合いの飲み屋へもちこんで徳島の友人チィームFINの村本さんとアングラーズリパブリックの九州営業所の窪田さんとご相伴にあずかる。そこのご主人の話だと「サゴシの新しいのは少しエグ味があるぜよ」とのことだったがひじょ〜に美味しかった。

データ:2000年3月10日、於高知県安芸市伊尾木川河口、釣り人 土佐レッドアイ 内川昭二

ロッド:パームス SGP-86L、リール:ダイワ LB2500 、ライン:エムズクエストロックハイパー 12Lb、ルアー:マリア XJ9Cm


   

瀬戸内のハマチ

 

1/24:午前1時40分におきてグランブルーへ行く。30分ほど早く到着した。二台の車に分乗して愛媛県松前町へ。7:00出船。ミナセと北条沖で10人でヤズ11尾、ハマチ18尾、わたしゃヤズ2、ハマチ1尾をつった。22時頃帰宅しさっそくヤズとハマチを刺身にして食べたが子ども達もこれは美味しいと感激していた。ヤズ・ハマチがこれほど美味しい魚だったかとあらためて釣り人冥利を味わった。同行のみなさんありがとございました。 

 

 

 

 

建設中

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