=ルアーフィッシング情報・釣行記’99


1999/11/13:11/11、家で寝ころんでうとうとしていると携帯へ電話がかかる。番号表示をみるとぺこぺこさん、ははあ、さては。「どうしゆう?さんぷるいる?」。「いるいるじきに行く、何処におるが。」居場所を聞いて駆けつけると土佐カズさんや仲間のみなさんとぺこぺこさんがいた。お話を伺うと「ことしは異常にアカメがあたる。こんな年はない。」どうです。すごい饅頭でしょう。これは土佐中部のお話です。さっそくストリンガーに繋いだアカメを写真撮影させてもらってクーラーにキープ。元気なアカメでタグ&リリースしたかったのですが、またアカメ全体のサンプルがたくさん必要になったのです。60センチクラスの美しいアカメでした。釣られた浜田さんありがとうございました。

 せっかくだからわたしも釣りたいというと、ぺこぺこさんはとっておきのポイントへ案内してくれました。はじめてすぐぺこぺこさん「切られた。500円のお賽銭」。しばらくして土佐カズさん「根がかりかとおもって、しゃくっていたらいきなり走り出してあっさり切られた。」またしばらくして隣のぺこぺこさんが「きたきた、でも小さい、スズキじゃろうか?」。あがってきたのはイダ(ウグイ)の40センチクラス。「いだ、イダ、イダい」と文句をいって大ウグイはあばれていましたが、ぺこぺこさんはなだめながらおかえり願っていました。雨が降ってきたので終了。わたしにはカスリもなしでした。

1999/10/59/27、伊予灘のハマチ釣行の日。なんと朝2:30起床。グランブルーのますたあがわたしの車に乗ってくれることになっているので、待ち合わせのグランブルーの駐車場へ。4:00出発。砥部町の集合場所には一時間も早く着いてしまった。その日の朝の寒いこと。昨日まで夏だったのが一気に晩秋の感じである。台風が秋を連れてきたようだ。そのうちメンバーが揃った。総勢7名。松山在住のおいちゃんを先頭に松前(みさき)港へ。遊漁船は定員11名の大きな船。一路山口県のミナセ(オオミナセ・コミナセという無人島の近くの有名ポイント)をめざして猛スピードで疾走する。ひょこりひょうたん島?を横目に見ながら3〜40分も走ったでしょうか?

 わたしが用意するジグを見るなりますたあが「長野さん、そのフックでやるが・・・、わたしフックはたくさん持っているので使って・・・」といいます。何匹か釣ったらサビも落ちると思ったのですが、人の好意はけっして無にしないわたしは、自前の取って置きの新品の少ししかない大切な美しいフックに替えました。

 昼過ぎまでに、き○のさんがハマチをスレで一尾つっただっけ。わたしにもヒットしたのですがあんまり引きません「こりゃあエソじゃ、エソ、えそ」といいつつ水面を割ったのはヤズでした。水面でバチバチと暴れたらポロと外れてバイバイ。ありゃあ、「きょうも怪しい!?」といつものような不安が脳裏を過ぎるわたしだったのです。しかし、それは杞憂でした。ほほほほ

  

     水無瀬の七人の釣果:ハマチ〜ブリ16尾


1999/10/4:9/20、日本南部の釣り場で初めての魚を釣りました。その名も「チャイロマルハタ」。はじめはなんだか判りませんでしたが、水面に浮かせてみるとハタの仲間にはちがいありません。なんとか取り込んでしげしげ眺めてみましたが名前がわかりません。家に帰って「新さかな大図鑑」をみても載ってないのです。それもそのはず、「釣りサンデー」にも写真がなかった魚だそうです。その日の朝にもこの近くのポイントで「ゴマフエダイ(マングローブジャック)」という魚をつりました。これはこれで日本では大型の部類だそうで、宿で刺身にしてもらいましたが美味しかったです。

 

チャイロマルハタ全長59cm、体重2.9Kg.。  ほほ〜!!これがゴマフエダイというものか!!


1999/9/1211日、中部の釣り場から、携帯電話。いつもアカメの調査に協力してくれている友人である。声が少し明るく弾んでいる。「やったな」とおもいつつ「どうしたの」と聞くと1.5メートルを釣った言うんです。ドキ!として声を呑みました。と、「フカフカ」。鮫なんです。16:30にヒットしたそれは一時間半ファイとしてやっととれたそうです。さもありなん。わたしも以前アカメを狙っていた磯で鮫がヒットして最初はアカメと間違い、途中で姿をみてわかったのですが鮫ってタフなんです。1メートルを少し超えるような小型の鮫でしたが、よう引きました。東部ではエバがぼつぼつ釣れているようです。


1999/8/22 21日、一昨日バラしたポイントへアカメ狙いで釣行。アカメはダメでした。台風10号の影響かウネリが高かったなか、となりの釣り人に40センチほどのヒラセイゴがヒット。わたしはアカメを諦めてヒラのポイントへ移動。これがあたりました。一投目からヒット、しかし、ここはテトラの上、バリバリエラ洗いを繰り返すうちウネリの大波でヒラはテトラの中へ、するとラインが貝に噛まれて動かなくなりました。ヒラはバイバイ。何とかルアーだけでも回収しようとあれこれやったが結局ラインがきれてルアーまでロスト。すぐに二度目のヒット。二回とも70センチクラスのまあまあのサイズ、それがまたテトラの中へ、ラインを貝に・・・。19:00〜21:00までのあいだに8回ヒット、すべてバラシ。ルアーのロストは3個。トホホ。最後にヒットしたヒラは偶然通りかかったチヌの釣り人にネットでランディングしていただきました。50センチ・1.5キロの小型でしたがヨカッタ。

        


1999/8/19 19日、昨日までの熱低の影響での大雨もあがって、きょうはミツバチの蜂蜜を収穫?(ミツバチさんに分けていただき)しました。二つの巣箱からもらいましたがたくさんの蜂蜜がありました。夕方から久々にアカメを狙っていつもの河口へ。17:30〜18:40までやりましたが、ノーヒット。こんどはヒラスズキでもと、移動。19:20にグンとあたりが。すぐにアカメとわかりました。ロッドはバットからひんまがり糸がでていきます。水の底でゴンゴンと頭を振っています。するとフッと軽くなったではありませんか。フックがはずれてしまいました。となりにいたおじさんはわたしとアカメのファイトをみていてたまげていました。
1999/7/26
 24〜25日と釣りサンデーの取材で四万十川へ行ってきました。四万十川はまだ水位が少し高く、アカメの条件としては余り良くないという話です。有名ポイントの角崎へ行ってみたのですが、しばらくぶりの四万十川は大きく変貌していました。角崎前の本流には大きな中州ができていて流れが変わり伊沢の中州へは干潮時でもウエーディングしても渡るのは不可能になっています。ここに渡りたければボートが必要になります。上流の大きな中州へのアタックはしてみませんでしたので渡れるかどうか不明ですが道路から見たようすでは可能な感じでした。この中州からやれるとなると新しいポイントになるかもしれません。
1999/7/20 
18日、また内川さんからお誘いがあり、ぺこぺこさんとはるさんの敵討ちだと土佐中部へジギングに出かける。きょうは内川さんが船長、わたしは船頭。何と六時前から八時過ぎまでかすりもしない。内川さんは諦めが早い人なのではやヘソ天でいびきをかいて寝だした。わたしは諦めを知らない人なので汗だくでひたすらジグを打ち振る。あたらない。九時半ごろ妖しいジグに変えるとすぐヒット、乗らない、そのままのジャークにまたヒット、乗らない、三度目の正直でドンとのった。「オイ、きたぞ!きた来た、キタ〜!!」と大声で内川さんを起こす。むっくり起きあがったかれはここは何処だ?という顔をしていたが、わたしのひん曲がったロッドをみるなり正気にかえり慌ててジグを放り込んだ。と、何メートルも沈まないうちにドンとヒット、ほとんど同時にランディングしたネイリは彼のは2キロクラスのびかびか、わたしのはヘンパチ。こ、これはいいったい!?急いでジグを落とすとまたわたしにヒット!ありゃ、はずれた。あげてみるとジグがない。と、となりが「きたきた!」また2キロくらす。そのあとはまたも沈黙してしまった。ヒットはジグとともにまたも去ってしまったのである。その後、またヘソ天の彼を後目に汗だ苦の空しい作業。ちくしょう、天はわれを見捨てたか!とうとう午後一時までやったが来たのは何と「エソ」であった。これでいっさいのおしまい。

もう、彼に誘われても仕事が忙しいことにしよう。と堅く胸にちかって桟橋へかえるとおばちゃんが「えらい遅いと思いよったらやっぱり釣れざったかよ。きのうはよう釣れたにねえ」。

どうやら、饅頭は品薄で前日大釣りすると次はだめなようです。品切れでした。返り討ちにおおてしもうた。


1999/7/15 15日、きょうは久しぶりにクラブ仲間の内川さんとジギングにいく。きょうはわたしが船長である。始めて数分で先ずわたしに2キロほどのネイリがヒット。その後すぐ内川さんにも同型がヒット。良かったね!坊主は先ずクリア!と握手。その後しばらくあたりがなかった。一時間あまりあとにまたわたしにヒットしたがすぐにバラシ。と、内川さんにヒット、ランディング。またわたしにヒット、バラシ。と、内川さんにヒット、ランディング。何とこれの繰り返し。悪夢のようであった。どんどん差をつけられて結果は内川さん10尾、わたし7尾(内一尾リリース)、ヒット数はバラシも含めて40発ほどあった。久しぶりの大漁であった。クーラーに合わなくなったし腕も痛くなってきたので昼のサイレンで止めた。

         

きょうは、内川さんにこたやかされた。いつもわたしはいままでこんな仕打ちを人にしていたのかと反省した一日であった。


1999/7/13 12日、またも携帯へ「毎日ですまんけんどタグもってこれる〜」と電話。昨夜と同じところだが、釣り人が違っていた。釣った大ちゃんは「型が同じじゃったきに、ひょっとして昨日のタグがついちゃあせんろうかと見回した」そうです。無事タグを打ったアカメは58センチ・体重3キロでした。大ちゃんありがとう。
1999/7/12 
11日
仕事帰りの車中の携帯がなりだした。出ると「タグもってはよう来て!」といつも協力していただいている友人から。土佐中部のポイントに駆けつけるとストリンガーに繋がれた元気なアカメだった。夕マヅメにあたったそうで全長64センチ・体重3キロだった。今回は二回目ということもあってかイメージトレーニングの効き目か一連のタグ打ちの流れはスムーズにできた。釣り人は高知市の浜窪さん、浜窪さんありがとう。リリースも浜窪さんがうまくやって元気に帰っていった。

 土佐東部でエバの大型がよくヒットしているらしい。仲間から連絡をいただいたのだが、仕事疲れで出陣する気がおこらない。大型は45センチ前後らしい。


1999/6/22 今日は夏至。最近の雨はしとしと雨で増水するほど降ってくれない。河口のヒラもミノウオももう一つ。仕事に疲れてひっくりかえっている20時ごろ携帯がウエストバッグのなかで鳴り出した。出てみると「ながのさ〜ん、アカメどうします?」いつもサンプルにいただいている友人である。「ストリンガーにつないでいるの?」聞くと今上げたばかりとのこと、タグ打って放流してもいいのかと聞くと出血がひどいのでリリースは無理らしい。現場に食べてみたいと言う人がいるというのでお肉以外をサンプルにいただくことになった。ミノウオは95センチ。土佐中部からの電話でした。
1999/6/15
 きょうだけしか休みがとれないため、一人で船上の人。シトシトと梅雨の雨が降り続く。六時まえからジグを振りはじめる。最初のヒットは六時ジャスト。1.3キロの小型のネイリ。二尾目は30分ほどしてから、三尾目は2.2キロ、七時四十分、四尾目は八時半これが引いた、きょうはスピニングを使ったがこ気味好いどらぐさうんどを聞いた。3.9キロだった。これで二尾の人を卒業できた。もうこれで満足。九時半に撤収した。舟屋のオヤジの話では日曜日は六人連れが二ハイの舟で出て1尾。あまり釣れてないようで日によってムラが激しい様子です。
1999/6/7
 昨夜からの雨で久しぶりに増水。夕方16時40分ごろポイントに到着して釣り始める。ヒットは19時のマヅメ時。何の前触れもなくいきなりロッドがひったくられた。久しぶりの強引で重たい。しかし、たまげるほどの重量はないのになぜか引きがものすごい。アブのドラグを「クークック」と鳴らしながら糸をだしては方向を変える。を、繰り返す。一度も水面を割らない。潜り込んだままだった。先ずロッドをにぎる人差し指の付け根が痛くなった、そのうち二の腕が痛くなってきた、な〜かなか弱らない。なんどもテトラに突っ込みそうになって慌てふためく。どれだけ時間がたっただろう?やっと寄ってきた。それでも、また突っ込む。しかし、ラインはエムズの30LB・リーダーは同80LBである。心強い。「浮いた」おお、太い!一メートルは超えている。ここでわたしの心は千々に乱れた。キープするかタグ&リリースするか二者択一。さ〜あ!ドッチ?一メートル超のサンプルは少ないし、しかし、タグも最近届いたばかり、どちらにするかでギャフの打ち方が決まる。よし、タグに決めた!。ギャフに失敗したらキープだ。だが、ここでアカメの運命は決まっていた、わたしがギャフ打ちに失敗の確率なんぞ限りなく0に近い。(ここで、みなさん眉にツバ)ギャフには成功したが、お、重い!足場はテトラ上、すこぶる悪い。用意しているストリンガーはベストの背中のポケットの中。左手でアカメをかけたギャフを持ち、ドラグをゆるゆるにして、ロッドをテトラに置いた。それから、ベストを脱いで口にくわえて、ジッパーを開けてストリンガーを取り出す。大型の強力ストリンガーのロックの解除が大変だった。や、やっとストリンガーにかけた。(大変さが判っていただけたろうか?)ここまででもう汗でビトビトだった。じつは大変さはこれからが本番。50メートルほどもテトラ上から足場の良いところまで連れて行かなくてはならない。こうしたことも考慮してストリンガーのロープは10メートル以上。家にいてもらっている犬だと簡単だが、アカメをロープでテトラをかわしながら弱らないように引っ張っていくというのがどんなものか想像できます?。足場の良いところに到着。ここで、ハカリがないことに気がついた。12キロバカリはもっているが、これではまに合いそうにない。また、一人ではメージャーをあてて計測もできない。このようなときのために買った携帯電話で友人に電話、ハカリをもって駆け付けてくれた。アカメは107センチ・16キログラムだった。失敗しながらも何とかタグを打ってリリースできました。タグの顛末はアカメ雑学の標識放流へ掲載します。
1999/6/2

ルアーとともに消えたツキ(PPMの虹とともに消えた恋のメロディを鼻歌で)

土佐饅頭喰い隊はまたも出撃。こんどは実力どうり?わたしにドンドンバリバリひっと。しかし、2尾をゲットしてからはバラシばっか。最後にダブるヒットでラインがクロスしてわたしの大型魚がルアーとともにバイバイ!ペコペコ上等兵は「いつも2尾でおわりね」とぼそっと。

 太いろ〜!ちがう、魚。 大本営発表 ぺこぺこ上等兵ネイリ1尾・長野新兵ネイリ2尾。
1999/5/27
 

雨がふった。饅頭がちらほらちらほらちらほらちらほら頭を駆け回る。夕間詰めから投げ倒したが、あ〜あ饅頭喰いたいのにきょうもお預けか?あちこちと帰りながら探っていると22時、グンときた!。「キ、きた〜〜!」水面にでてどんどんばりばりあばれている。もっと引くかと思ったのに「アレ?」おかしい。やっぱしスズキくんだった。久しぶりだなあ。最近、雨後の好条件でもあまり釣れていないようです。でもコンディションええでしょう。78センチ・4.8キロでした。


1999/5/15〜16
 土佐中部のポイントから「いまアカメを釣ったから取りに来て」と連絡がはいる。急いでかけつけると、昨年いただいた同サイズの60cmのビカビカのアカメ。15日の18:00、まだ明るい時間に釣ったそうです。大ちゃんありがとう。

 続いて翌日、またも電話、「今釣ったとこやけんどとりにくる〜?」といっつも協力してくれている下総さんから。やはり、土佐中部のポイント。駆け付けると70.5センチのアカメでした。貴重なサンプルをありがとう。

     

       5月15日 60cm             5月16日 70.5cm    


1999/5/13海へ!土佐饅頭喰い隊出撃す!!5月12日、4:40ごろぺこぺこハウスを出発、戦地へ赴く。前線基地に着いたのが、5:40ごろ、すぐに戦艦に乗り込んだ隊員2名はまなじりを決して首にタオルをまいて戦場を睨むのであった。土佐湾はベタ凪で波低し。

 引き波をたてて、波をけちらし、飛ぶようにノロノロとすすむ我が戦艦はああ頼もしや4馬力!。

 戦闘開始、すぐにわたしの銘竿、7.5フィートのヘナヘナロッドがグンとひん曲がる。鍛え上げたワザを駆使して、楽く楽と取り込んだネイリは50センチ足らずの巨大さであった。時はまだ、いや、明け切った6:10である。となりのぺこぺこ上等兵は「ああぼうずじゃなかった、よかった〜!」と失礼な一言。その舌の根の乾かぬ内にまたもや百戦錬磨のわたしの銘竿が弧を描く。同サイズの巨大なネイリが軽々とあがってきた。隣はこんどは無言。ひひひひと優越感に酔いしれる快感もアッとふっとぶような当たりがぺこぺこ上等兵の2980円、めいどいんこりあの超高級グラスロッドにきた。何しろ曲がり方が半端じゃない!。これほど曲がるボートロッドがこの世に存在していたのかと仰天するほど曲がっている。質屋で入手したという6000円もの極超高級リールのドラグが小気味よいさうんどを奏でる。「オオ!」とか「うっふん」「(糸が)いく!でる!」とか言葉にならない声をだすぺこぺこ上等兵の前に姿を見せたのはなんと!70センチをこす、鯨を思い起こさせるような巨体のネイリであった。やっとこさ取り込んだ彼が一言「この一匹で先の2匹分を越した」とぼそっとつぶやいた。

 太いじゃろ〜! ち・が・う、魚さかな。     オレのはむこうの端っこの2匹だけじゃ。えへん!

 大本営発表:ぺこぺこ上等兵の戦果、70オーバー2尾(1尾は4.6キロ)50〜60クラス2尾、リリース3尾、バラシ、数回、ヒット、多数。長野新兵の戦果、50センチ足らずの巨大なネイリ2尾、リリース1尾、バラシ、2回、ヒット、多数。異常もとい以上。


1999/5/6:5月2日、ときどき利用する船屋の親父さんに電話をすると、「はようこい!いま釣れゆう。4〜5日前から釣れだいた。」とおいしそうな饅頭。これを喰いに行かずにおらりょうか!いつもの仲間に連絡して二人で出漁したのは6日、朝、5時過ぎ出船、今年初めてのネイリ挑戦です。最初にわたしのルアーに2尾のネイリ(カンパチ)が追尾してきましが、ルアーに気づいたのか反転して海の底へ帰って行きました。グンときたのは友人、凄い引きです。ファイト中にともだちのネイリがいたら来い来いとルアーを振ったがだめでした。友人は無事に取り込みキープ。わたしはというと、昨年入手したロッドがしっくり来ないので、なんと、セイゴだけに使っていた7.5フィートのライトタックルでやりました。「これにきたら、取り込むまでに、あ〜た、3尾は釣れるぜよ」と言ううちにヒット!これも単独ネイリのようでえらい時間がかかったのですが、友人にはヒットしませんでした。シングルハンドのロッドなので左手がつりそうになりましたが、面白かった!その後はバラシが各1回、追尾が3回、ヒットが数回ありましたが、なぜか各一尾で終わりました。楽しい一日でした。

データ:1999/5/6、全長64センチ・体重3.2キロ、ロッド:ウエダ GuriGurinanahan、リール:アブ4600c、ルアー:ダイワ ファントム40g、ライン:エムズ CB16Lb、リーダー:エムズ スーパーリーダー40Lbでした。


1999/4/20:アカメの顔が見たくてたまらなくなって、今年初めての釣行は4月13日でした。16:00頃ポイントにつくと、この日は満潮前後の汐が高いときでした。深く潜るルアーを使って、10分も経った頃でしょうか、「カン」というような硬い感じのアカメ独特の衝撃がロッドにきました。おもいきりあわせをくれましたがフックアップしませんでした。「おるおる。アカメがおるぞ!」と胸はドキドキドキと早鐘を打つようになり、頭がかっと熱くなりました。その後、ルアーを2回交換し一時間半ほどやりましたが後がありませんでした。昨年に続いて今年も初釣行はバラシやらヒットのみか、と、ばやきながら家路につきました。

 二回目の釣行が四月19日、16:00ごろつくと今度は中潮で干底に近い状況、これほどの干潮でここではやったことがありません。どうかなあと思いつつそれでもディープダイブのルアーを使っていました。習慣?というものは凄いものです。しばらくやって、こんどは同じルアーで「8の字」(パニックダンス)をやってみました。と、いきなり水底からルアーにアカメが反転しながらアタック。ガン!という衝撃がきましたが、またもやフックアップしません。少し痛い目に遭わせたかな?とルアーをディープからシンカーに交換して、数投目、抜きあげたルアーの後の水面がブアッともりあがり渦がまきました。アカメが追尾していたのです。「おお!きょうは群がおるのかもしれんぞ」と期待に体が熱くなります。こんどはルアーをフローターの11センチに換えました。換えて一投目はウエイト感覚がくるって近くへバシャン、二投目は旨く飛びました。「くるぞ!くるぞ!・・・きた!!」ガッとのりました。どんどんばりばりひっぱるアカメはしばらく潜り込んで糸を引き出していましたが、やがて、全身を水面上にさらして飛沫をあげました。7〜80センチほどありそうです。ふたたび潜り込んだアカメは右に左に暴れまわっていましたが突然手前に突っ込んできて、立っているテトラの左隣のテトラをぐるりと回ってしまったのです。リーダーがテトラに擦れてしまい突然ガチッと食い込んで動かなくなりました。「あ〜あ!」万事休すです。昔ならすぐ諦めるところでしたが、何せ、ラインはエムズの30Lb・リーダーは80Lbを使っています。ちょうどリーダーの部分が食い込んでいます。ひょっとすると何とかなるかも知れないとドラグをゆるゆるにして、食い込んだ側のほうへ移動してグングンと引っ張ってみました。何度かそれを繰り返していると動き出したのです。それもテトラの中の方には行かず沖側へ出てくれました。「ありがたや!!!」たぶんリーダーは傷ついているはずです。慎重にファイトをして手製のギャフを打ち込んだときには安堵の溜息がもれました。

(データ:1999/4/19/16:20、全長78センチ・体重8.25キロ、ロッド:ミスタードンSW1102ベイト仕様・リール:アブXLT3・ライン:エムズクエスト30Lb・リーダー:同80Lb・ルアー:ラパラ:フローティングマグナム11ブルー)

 まるまると太ったグッドコンディションの雌のアカメでした。ルアーのフックはぐにゃぐにゃになり、リーダーは傷だらけ、アベレージサイズとはいえアカメとのファイトは何度体験してもおもしろい。

 まだいそうな感じのする日でしたが、なぜか満足して続ける気が起こらず、後で「おれも老成してきがじゃろうか?」と心の中で苦笑いしたことでした。


1999/4/20:示野徹・真奈美さんご夫妻のモルジブ釣行の写真がメールで届きました。お二人は四月四日〜十一日、遠征されていました。

写真上、真奈美さんのファイトの勇姿。(うらやましい!!)写真左、同じく彼女の20キロの「きゃ〜どうしよう〜!!!」のGT。右、さすが旦那様、25キロのGT、ええぞ〜。男のカガミです!。


1999/1/17:土佐市宇佐でネイリが釣れています。早朝と昼頃がよいと電話で饅頭をいただきました。室戸でも、ネイリ・ヒラマサがでているようです。あれ気味の日には室戸岬周辺でヒラスズキも。ヒラのニュースはhttp://www.kochinews.co.jp/fishing.htm にでています。
1999/1/6:タイリクスズキ、112センチ・12.5キロという大物が高知県仁淀川河口で釣られました。1/4に知人の西村さんが釣ったものです。詳しくは高知のローカル新聞「高知新聞のHP:http://www.kochinews.co.jp/fishing.htm にでています。
1999/1/4ヒラ爆釣!! 足摺のヒラの追加。追加。1/2のニュースでは、ヒラ4尾になっていましたが、何とその後も釣れて結局、11尾だったそうです。それにしてもすごいこと!。
1999/1/2ヒラ爆釣 1月2日、朝、自宅に帰ると留守番電話に入っている。聞いてみると「内○です。あけましておめでとう・・・土佐清水市でヒラが爆釣です」です。これだっけ。ナニ!!!と早速携帯へ電話して聞いてみると、土佐レッドアイ・スワックの仲間の恒例の足摺岬年末年始大爆釣大会は文字どうりの爆釣でした。ヒラスズキ86センチ・6.7キロなどヒラが4尾。96センチのマルが1尾、バラし多数ということでした。嗚呼!カミさんの一喝で釣行を中止したわたしの不覚。嗚呼!涙、涙。カミさんに恨めしそうに伝えると「あ、そう」と一言。
 
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