山日記 山での出来事(05.9.21開設)

 よく、近くの山へ行きます。ワナの見回り、タケノコ掘り、栗拾い、ヤマモモ取りなどなど四季を通じてはいります。面白いこと、危ないこと、珍しいもの、不思議なものや色々なもの、出来事に遭遇しています。特別に面白いものは「山の面白い話し」に連載していきますが、ここではそれら出来事や事象について、また、日常の暮らし、出来事なども日記風に書いていきます。

 

【川エビ捕り】2016.8.8掲載

 2016年7月23日、久しぶりに孫2人と集落を流れる谷川へエビ(おそらくスジエビ)捕りに出かけました。

 山間地の集落では昔は谷筋ごとに棚田が築かれ米を作っていましたが、いまではほとんどの家が米を買って食べています。手間の掛かる棚田の米作りは計算すると買った方がましということです。おまけにイノシシなどの襲撃を受け収穫0ということが続けば苦労して何をやっているのかということになります。お上は『米は減せ!作らなければ補助金だすヨ!』ですので生産意欲は地に落ちました。

 山間地の風景は激変したわけですが、田んぼが無くなったため農薬で姿を消していた川エビが復活しました。

 孫達には手頃なタモ網を持たせ、私は大きめのタモ網です。小学4年生と保育の年長の2人、まだ自分でエビを獲ったことがありません。網の柄に手を添えてエビ獲り指導からはじめました。何度も繰り返して教えるとそれなりに少し捕れるようになりました。ただどうしてこういう動作をするのかという理屈は十分理解できていません。まあ、何事も体験、経験が肝心です。エビの習性などは体験を積んではじめて理解できることです。

 わんさかいました。草陰だけではなく、水底の小石の周りにたくさんいました。

 孫だけでなく指導者のわたしもいつの間にか本気になっていました。ひとすくいで100匹を越えるような大漁もあり孫の歓声があがります。

 

 

 一升以上はあろうかという川エビです。沢山捕りすぎて酸欠で死んでしまったものもいました。まあ、新鮮だから全て料理をしました。 

これは、砂糖、醤油、酒で炒りつけたものです。他に掻き揚げも作りました。

どちらもとても美味しかったのですが、私は煎ったものが好みです。ビールが美味しい。

 


【2007年狩猟解禁】07.11.23

  2007年11月15日、狩猟が解禁となりました。わりことし(悪戯者)のイノシシ・シカをやっつけようと11月18日にワナをしかけるため山に入りました。いつも数頭の獲物を仕留める山の獣道を歩きました。写真左:涸れあがったヌタ場のひび割れた泥の上に残されたイノシシの足跡は大きなものでした。指4本分の幅をもつものです。「よし!こいつを獲ってやろう」。

 写真中:けものみちのシダにつけられたヌタ場の泥の痕跡。 写真右:けものみちの側にある赤松。イノシシがスリツケを続けため半分樹皮が剥がれてしまっていました。松の木からすると「オイ!ええかげんにせえよ!!」というところでしょう。

【「アカメの国」の秋】07.11.2

 

 

 「アカメの国」は秋真っ盛り。

 写真左のキノコは10月中旬に栗拾いに山に入った時撮影したものです。山道のそばに可愛いキノコがたくさん生えていました。当地では野生のキノコはあまり利用していません。私は何でも食べてやろうという「いやしんぼ」ですがキノコに関しては保守的です。

 写真右は10月29日に撮影しました。アケビ(当地でいうミズワケビ)と私がつくっている早稲ミカンで品種は興津。アケビは濃厚な甘みがたっぷりでした。完熟すると写真のようにパカッと口を開け(こういう状態を当地では笑うと表現します)て中身が露出します。こうなると収穫は小鳥と競争になります。小鳥はアケビが大好きで種ごと食べます。アケビにとっては糞と共に新天地に種まきをしてくれるのでありがたいことでしょう。これがアケビの生存戦略かもしれません。アケビの皮も種もうんと苦いのですのでこれは戦術の一つでしょうね。

 

【イノシシ獲った】06.10.10

オレは怒っているゾ!こおオんな木なんてひと咬みダ!

 イノシシと競争して栗を拾っていましたが、時間の制約があるわたしは圧倒的に不利で三分の一も拾えません。それでも毎日拾っているとイノシシは夜しか出てこなくなり収穫量は少し増えました。

 イノシシのハシリにワナを仕掛けておきました。

 ワナを仕掛けて3日め、栗がいつもより沢山落ちています。オヤ?これはひょっとするとワナにかかって栗が食べられなかったのかもとすぐ近くのワナを覗き込むと、やはりかかっておりました。

【イノシシの栗食害】06.10.9

 イノシシは栗など木の実が大好きです。写真のように栗は皮をきれいに剥いて中身だけを食べます。しかし、渋皮までは剥くことはできません。渋皮ごとバリバリと食べます。親に教育されたうり坊は捕まえてきて栗を与えると上手に食べますが、初夏に産まれた子どもを捕まえて育てていると初めて栗を与えてもしばらくは上手に食べることができません。親が食べるのを見て学習することがこうしたことからよくわかります。

【クリ拾い】06.10.8

 今年は台風の被害がないためか、山栗が豊作です。イノシシと競争して拾っています。写真中のイガに入った栗は栽培種で丹波栗といいます。でかいでしょう!手に持っているのは山栗で標準サイズです。小さなものは小指の爪よりも小さいものもあります。今年は毎日鱈腹食べています。

【イノシシ捕獲】06.10.5

9月中旬から中稲の襲撃がはじまり、害獣駆除が9月15日から10月14日まで行われることになりました。いつもイノシシに襲われて被害がでる方から電話がかかりました。「またイノシシが入った。駆除に来て!」、私の栽培する中稲も被害が出ていました。何カ所かワナを設置、10月3日、見回ると37キロの♀のイノシシがかかっておりました。暴れ回るイノシシを2点固定してから仕留めました。

 

【イノシシの襲撃】06.8.6

今年も山里で早稲が色づき始めた7月下旬からイノシシの被害が続出です.害獣駆除の依頼がきて見て回りました.昨年よりはイノシシの数は少ないようですが,被害の規模は変わらず,むしろ拡大しているようです.ワナを仕掛けると,そこをかわして隣の田圃を襲撃します.隣にかけるとまた違う田圃へと.カニの目玉のようで,片方を押すと片方がでます.

だんだん腹立ちが高じて,「あの野郎!」とエキサイトしてきます.


 小鳥は何処に?(06.2.6)

 ことしは、渡り鳥の姿が少ない。その少なさも尋常ではない。家のピラカンサの真っ赤な実がいつまでも減らないのに気づいたのは昨年の年末のこと。いつもならあの赤い実が年を越すことなく、きれいさっぱり小鳥たちが食べていたのに二月の今でもほとんど残ったままです。ツグミ・ヒヨドリ・メジロが主なお客さんなのですが、ツグミがまったく来ないのです。ヒヨドリもメジロもたまに来て食べてはいますが、やはり大変少ないです。わがローカル紙、高知新聞でもことしの渡り鳥の異常をなんども報道しています。

 何が起こっているのだろうと不安になります。


(05.11.4)コウモリが訪ねてきた

 

 ある朝気がつくと居間の壁にコウモリが張り付いていた。少し斜めに張り付いている。しかし、どこから入ってきたのか?まったくのミステリー。我が家は最近建築したので隙間はないはず。いったいどこからどうやって入ったのでしょう。玄関を夕方開け放したりしないし?どう考えても判らない。

 コウモリはかなり高い場所にとまっていたので、捕まえようがない。明日、タモ網でも買ってきてからとそのままにした。電灯がついて明るいあいだは、そのままでぴくりとも動かなかった。翌朝、あれ?コウモリはどこにもいない。入ってきたと同様にどこからか出ていったのかもしれないなどとおもってその日は終わり、翌朝、こんどは天井にぶら下がっている。やはり、玄関を開けていた僅かな間に進入して出られなくなったようである。

 手網を買ってきて夕方、捕まえて玄関からお帰り頂いた。



(05.10.24)
世界最大の蜂『大スズメバチ』が襲撃してきたぞ

 10月21日、仕事から帰って上の実家においてあるニホンミツバチの巣箱を見ると、何と大スズメバチが何匹も襲撃しているではありませんか。毎年のことですが、秋も深まってくると決まってオオスズメバチとキイロスズメバチの襲撃があります。キイロスズメバチはそれほど大したことはないのですが、オオスズメバチは大変です。どういう違いがあるかといいますと、キイロスズメバチは身体も小さくてすばしっこいのです。飛びながら巣箱に帰ってきたミツバチを空中で捕まえたりします。ミツバチもキイロスズメバチなら巣箱からたくさん出てきて応戦します。しかし、オオスズメバチはそうはいきません。なにしろ世界で最大のスズメバチなのです。この蜂が襲撃してくるとミツバチ達は全員巣箱の中に立てこもってしまい外には出てきません。巣箱の外で彼らと対決しても犬死?になることを知っているからです。最近、ナスの受粉に使われて活躍しているセイヨウミツバチは外来種のためこの巨大なスズメバチへの対応の仕方を知らずに、騎士よろしく、一匹づつオオスズメバチに向かっていきます。まるで自殺行為です。セイヨウミツバチの巣箱の入り口はすぐにミツバチ達の死骸の山が築かれます。

 オオスズメバチの襲撃が長期間続くと巣箱を放棄して全員逃亡して巣箱が空っぽになることもあります。

 写真左上から

●オオスズメバチとハエたたき

●世界最大の蜂、毒針が見えるかな

●わたしが飼っているニホンミツバチの巣箱(重箱式)

●同じく巣箱、旧来の形式と鉢植えのランはキンリョウヘン

●オオスズメバチをわたしがやっつけてからしばらくして様子を見に外に出てきたニホンミツバチたち

 秋になると昆虫が減ります。スズメバチは昆虫たちを狩って幼虫の餌にするのです。セミや甲虫などが餌になります。ハエやアブ、色々なムシが夏の間は狩れるのですが、秋も深まると昆虫は少なくなってきます。逆にスズメバチの巣箱は最大になり彼らの幼虫もたくさん増えるのです。しかし、餌が少なくなり大変なのです。そこでミツバチの巣箱は格好の標的になります。それどころかキイロスズメバチさえもオオスズメバチには襲撃されます。

 オオスズメバチはえらそうな蜂です。身体がでかくて強力な武器をもっているためか態度がでかいのです。いやらしいところも人間に似ていて一匹だとちょっとおどおどするところがみうけられますが、3匹、5匹と集まると、とたんにえらそうになり、人間などへでもないかのようなふてぶてしさを面に出し、威嚇したり、挙げ句の果てには攻撃してくるのです。

 大男総身に・・・(あれれ これは使ってはいけないことになっているかも)なんとかで、大きすぎて動きが鈍いところが彼らの弱点ですね。低音の羽音で飛ぶヤツをハエたたきでバッシンとしばくと簡単にやっつけられるのです。しかし、かれらの武器は強力無比なので気を付けないととんでもないことになります。もの凄いキバ(アゴ)とでっかい毒針をもっております。それだけではなく毒液を空中から顔面めがけて発射するなど高度な戦闘技術ももっているのです。この毒液が目にはいると失明の危険があるといいますのでお気を付けください。

 二日間に渡って巣箱の前で各1時間ほど陣取り、待ちかまえていて、ハエたたきでおよそ30匹ほどやっつけて襲撃は沈静化しました。やれやれです。


(05.10.14)蜜柑畑にイノシシ侵入

 我が家の西の山の上にある蜜柑畑でイノシシが悪さを始めたので駆除をしてほしいと依頼されました。見に行きますとどうやら1頭か2頭が侵入しているようです。ここでは過去三年間にわたって駆除をしました。最初は被害も激しくて蜜柑畑一面が蜜柑の皮で黄色く染まっていました。イノシシは蜜柑の皮をきれいに剥いて食べるのです。畑の耕作者が見に行くと5頭ほどのイノシシの群が蜜柑の木にかきついて、後ろ足で立ち上がったようになり、蜜柑を食べているということでした。被害の状況を見て「これがたまるか」とワナをかけ駆除してきました。その成果もあり今年は被害も少ないようです。

 それでもあの巨体が満腹するまで蜜柑をたべるので一晩の被害もかなりなものなのです。

 写真は早稲蜜柑の興津という品種です。まだ色はあまりついていませんが、かなり甘くなっています。イノシシは甘くなったものから食べます。糖度をどうやって知るのかわかりませんが、ハクビシン・タヌキも甘い木を集中的に襲撃します。

 (写真:上左より (1)指先の白く見えるのが引きちぎられて残った蜜柑の皮でヘタの部分です。(2)(3)食い散らかした蜜柑の皮

   


(05.9.30)イノシシまたまたまた侵入

 朝、近くに仕掛けたワナを見回りに行くと我が家のモチ米の田圃にイノシシが侵入、かなり悪さをしていました。そうですね。三升ほどたべられているでしょうか。ワナをさけて手薄の場所から侵入しているので頭に来てワナを増設しました。下手な鉄砲も数撃ちゃあたる・・・かも。


(05.9.29)イノシシまたまた侵入

 昼、電話に出るとイノシシが中稲に入って悪さをしだした、また駆除に来て欲しいと依頼がきました。毎年、ここ3年早稲、中稲と駆除の依頼を受けて駆けつけています。だいたい退治して処理してきたので頼りにされています。害獣駆除は誰でも出来るわけではないので、依頼が来たらわたしは断ったことがありません。早速見に行くと色づいてきた棚田の一番上と一番下に侵入して荒らしていました。側の山に入ってハシリをみてみると田圃のすぐ上の山の中にある栗の実が熟れて落ちているのでそれについているようです。イノシシは1頭のようです。ついでに下の田に侵入しています。その近くのハシリに4カ所ワナを仕掛けてきました。


(05.9.27)イノシシまた侵入

 朝、いつものようにワナを見に行く途中、田圃をみまわるとまたもイノシシが侵入して悪さをしていました。通り道にはこれ見よがしにワナのワイヤーを置いてあったのですが、効き目も切れたようです。いよいよ捕まえないとモチ米の田圃が駄目になりそうです。


(05.9.25)鳥の巣

 

 きょうも草刈り中、ハミを発見、稲の畦なので殺そうとしましたが、あっという間にモグラの穴に入ってしまって逃がしました。ここしばらく、ハミがよく目に付きます。

 ワナを見回りに山を歩いていると鳥の巣が落ちていました。先の台風で落ちたようです。メジロの巣と聞いたことがあります。メジロは春に巣立ちますので空き巣です。

 

 

 

 

 


(05.9.24)マムシ旨いかしょっぱいか

 22日に殺したハミはまたイノシシにあたえました。食べ方を見ておりますと、鼻で先ず頭部を突き回していました。ときどき「オエ〜」となっています。しばらくつつきまわしてから、前足で踏んづけておいてひきちぎりながら食べます。しかし、大好きでたまらないという食べ方ではありません。「まあ、他に喰うもんがないから喰ってやるか」というような感じです。以前父親がにわとり小屋に侵入していた大アオダイショウを殺してイノシシにあたえたそうですが、そのときもハミと同じような反応だったようです。内臓は食べませんでした。

 ハミは大好きという通説はどうかな?とおもいます。


(05.9.23)空うち

  朝、ワナを見回りました。昨夜イノシシが通っていて新しい足跡と、食み跡がありワナが一つ空うちしていました。命拾いしたイノシシは恐れをなして退散したようで田圃の稲は無事でした。一昨日殺したハミは昨日からなくなっていて、たぶんタヌキがもっていって食べたのでしょう。きょうその場をとおると、ハエがわーんと飛びます。おやと、おもってそこを見ると切断した頭の部分だけの残ってそれにハエがたかっていたのでした。


(05.9.22) またまたハミ

 夕方4時ごろ、イノシシの畜舎を洗おうとポンプを回しに田圃の畦を歩いているとハミが田圃の中稲の中へ逃げ込もうとしていました。もう本能かのように足が伸びぐいと押さえ込んで確保。さてどうしよう。やはり殺すことにしました。もうすぐこの田圃は稲刈りをしなくてはなりません。稲刈り作業中に親が手でも噛まれたらえらいことです。近くの人が稲刈り中に足を噛まれて酷い目に遭っています。かれは長靴を履かずに素足にゴム草履という出で立ちで作業をしていたのです。バインダーで刈り取るうちバインダーで先ずハミを刺激しすぐに足がきたのでハミは「このやろう」と食いついたものでしょう。

 こうしたことが、たまにありますので、農地や家の周りで見つけたら殺すことにします。焼酎を2升も買ってあるのですが、ことしは生け捕りはやめておきます。ほとぼりがさめるまで。


(05.9.20)またもハミ(マムシ) 

 しかけたわなは毎日見回りに行きます。知人には2日あるいは3日目に見回るという人もいますが、わたしはほとんど毎日見に行くのを原則にしています。そうしないと危ないのです。ワイヤーが切れたり、足を切ったりと時間がたつにつれ危険度が増します。山にはいるとイノシシはどうやら3頭はいるようです。1頭は30キロあるかないかの子ども、1頭は50キロ前後のメスでひょっとしたらこの2頭は親子かもしれません。もう1頭は50キロ以上のオスのようです。稲を襲撃しているのは子どものようです。

 きょうはワナを仕掛けて2日めですが、気配がありません。危険なニオイを察知し警戒して近づかないようです。

 見回りの途中の孟宗竹と雑木のはえている山中でハミを見つけました。今回もまた殺してしまいました。ヘビ好きの人や保護派には怒られそうですね。わたしもむやみやたらと殺すのは止めようと思っています。しかし、噛まれた右手がまだ腫れ上がっていて、痛むので「このやろう」となるわけです。

 もう少し早く逃げてくれればよいのですが、「毒蛇はあわてない」のことわざのとおりで、のんびりしたものです。強烈な武器をもっているのであまり急いで逃げ出す必要がないのでしょうか。

 近所のひとで、ハミの皮を剥いで乾燥させてたくさん保存していた方がいました。食べていたようです。おかずというのではなく、強壮効果をあてにしていたのだとおもいます。生で醤油の付け焼きが旨いという人もいます。ハミは独特のニオイがあり、昔の化粧品のおしろいのようなニオイだそうです。

 かなり昔はハミの乾燥品を買いに来ていた業者もいたようです。強壮剤の原料だったようです。

 


 イノシシが攻めてきた (2005.9.17)

 9月15日に駆除隊の仲間にであいました。彼の話では「八丁の芋畑がやられはじめたので、きょうから駆除(害獣駆除)を開けちゅうぞ」とのことです。「ハミ(マムシ)の傷はどうなら?治ったか?」「いいや、まだ腫れちゅう、何とか仕事はやれるようになった」。マムシの傷は右手人差し指なのでワナの設置など細かい作業には少し不安があります。まだ腫れ上がっていて、指先はしびれがあります。

 中稲のモチ米がイノシシの食べ頃になっています。8月下旬、まだハミにくいつかれる前に、見回りに行くとイノシシが下見に侵入していました。かれらは米でも、栗でも必ず下見をします。いつ頃が食べ頃になるのかと。

 心配になって17日に見回りました。心配が的中。山に接した田3枚ともにイノシシが侵入して食い散らかして、踏み荒らし始めていました。「マムシが噛んだ右手が痛い」などと鼻歌を唄っている場合ではなくなりました。

 

 

 イノシシが田圃に侵入すると被害は食害だけではありません。稲の株や茎を踏み込んでしまいます。また、ヌタをうって一面をどろどろぐちゃぐちゃにしたりします。

 下の2枚の写真は食害で稲穂が真っ直ぐピンと立っているでしょう、米粒をしごいて食べてしまっています。

 19日に山に入ってハシリ(イノシシの通り道)にワナを設置しました。落としワナを3カ所、跳ね上げを6カ所です。


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つづく