アカメの記録魚
記録魚


中村信夫さんが釣った日本最大記録魚

釣り人:中村信夫 年月日:1994年8月10日 場所:高知県中村市四万十川角崎


 記録魚にはいろんなものがあります。

 一般的なのは魚の全長の記録でしょう。魚は生きているうちは成長し続けるといわれていて、やはり大物の記録としては寸法でのものが一番馴染みがあります。そして、魚の大きさを記録として残すには、その大きさを証明する証拠となるものが必要になります。

 釣り人は通常、人に自慢するときは話すたびに、手と手の間が広がるといわれています。「ひとに話す時には両手を縛っておけ」という諺?がありますし、自慢話を聞く心得としては「眉毛に唾をつけて聞け」という教訓?もあります。

 日本には古くから、魚拓というすぐれた記録法があります。これは日本独自のものらしく、外国にはこうした記録法は無いと聞きます。やはり、周囲を海に囲まれ魚をとても貴重な食料として暮らしてきた、魚に愛着をもつ日本の文化が生み出したものなのでしょう。

 釣り人の心情として、大物を釣ったら記録として残したい。自慢したい。こうしたほほえましい心情が芽生えます。しかし、魚は腐ってしまいます。そこで考え出されたのが、魚拓です。日本には昔から、魚拓には欠かせない和紙と墨がありました。 (あれ、魚拓の話になってきた。もとへもどらなくっちゃ)

 現在、アカメの日本記録は上記の岸和田市在住の中村信夫さんが高知県中村市四万十川で釣ったアカメです。全長、137センチ、30キログラムという巨大なアカメです。このアカメはガイドの団地の自転車置き場で仲間たちと魚拓にとって、「週刊釣りサンデー」にも拓寸138センチの日本記録として登録されています。

 

 ただ、話としては、軽トラックの荷台から尻尾がはみ出して納まらないアカメを海士がモリで突いたのを見たとか、60キログラム余りのアカメが昔釣られているとか、そんな話はたくさんあります。ガイドもアカメは150センチ以上、50キログラム以上の大物が必ずどこかの海に潜んでいると信じています。

 どこかに大物の記録は残っていないもんでしょうか?


 
ナイルパーチの記録

 98/9/29にI.G.F.Aの機関誌(60巻4号)が送られてきました。開けていてビックリ!薄暗くなった背景の中に何と三人がかりで持ち上げた赤目の巨体、96.61キログラムです。1997年12月18日、エジプトのLake NasserでAdrian Brayshawさんが釣ったナイルパーチで30lb(15kg)ラインの記録魚です。

 ナイルパーチは400キロほどの記録があると雑誌で読んだことがありますが凄いですね!


冬に釣られた記録

 アカメは夏の魚です。これは釣獲記録からみたらはっきり分かることですが、一年を通じて最も多く釣られているのは8月なのです。8月にモードがあり、9月から急激に釣果は落ちていき過去2月にはまったく釣れていません。アンケートで集積したアカメの釣獲記録、五百数十尾のデータでも、2月は0、3月は1尾釣られているだけなのです。

高知県東部の冬に釣られた記録としては、奈半利川の国道の橋からすぐ下手のセキで友人の山崎さんが1月19日に釣った76cm・6.2キロがあります。中部ではもう少し遅いきろくもあります。


ガイドの記録(1999/4/27現在)

  ガイドの記録はたいしたことはありませんが、紹介します。

早い時期の記録:1999年4月19日16時20分、高知県中部の河口で釣りました。78cm・8.25kgの雌でした。

遅い時期の記録:1994年10月12日、高知県東部の河口で釣ったもので、84cm・8.1kgでした。

大きい記録:1994年8月14日、高知県東部の河口で釣ったもので、129cm・27.5kgでした。

小さい記録:1998年9月17日、高知県東部の河口で釣ったもので、54cm・2.1kgでした。
アンケートの回答のなかの記録(1999/4/28現在)

 アカメの生態調査の一環として、1998年から全国の釣り人などにアンケートをお願いして500あまりの捕獲例が集まりました。これからもアンケート調査は継続していきますので宜しくお願いします。集まった記録の一部をご紹介します。

早い時期の記録

遅い時期の記録

大きい記録

小さい記録

建設中 

akame@bronze.ocn.ne.jp ヤ 質問やご意見があればここをクリックしてメールを下さい。

  

 

 

釣り情報・釣行記’99へもどる  土佐レッドアイへすすむ  トップページへもどる